特に目新しさはなかったが、未来学者、社会生態学者としてのドラッカーさんの言葉をもとに、経営の観点をわかりやすく描いていた。
○イノベーションは
・認識の変化を理解すること。認識を変化させることで革新は生まれる。
・常識にとらわれないこと、科学的変革を促すこと、それこそがイノベーション
・壮大なものではなく、身近なもの
・一人の人間のひらめきだけで生み出されるのではなく、何人もの人間がバトンを渡して走る駅伝型の発明のほうが、より成功例が多い。
・オーストリア出身のヨーゼフ・シュンペーターはイノベーションを「企業家による新結合」と呼んだ。また、「企業家とは秩序を破壊し解体するもの」と定義している。
・イノベーションを引き起こしたアイデアの90%は内部ではなく外からもたらされている。
○ホンダの三現主義(現場、現物、現実)
○インターネットの技術革新は、グーテンベルグクが発明した印刷技術によるコスト削減の比ではない。(ドラッカー)
○日本が世界市場で最も競争力を持っていた製造業は、もはや成長産業ではなく成熟産業である。(ドラッカー)
○「テクノロジスト」とは、高度な専門技術や技能、知識を有する知的労働者のこと。(ドラッカー)
「テクノロジスト」は昇進よりも自分の専門を愛し、金銭的な動機付けでは動かない人達である。
インターネットの時代は部下が上司を教える時代にある。
○人口減少にどう対処し、人口減少をチャンスに切り替えられるかどうかが重要。
○15歳から64歳までの生産年齢人口は1995年の8716万人をピークに減少
○知の創造を生み出すのに最も大事なことは「対話」である。(野中郁次郎)
○信頼、すなわち追随する人たちがいること、それ以外の共通点は、私が出会った名指導者にはいない。(ドラッカー)
○カリスマは害をもたらす存在でしかなく、リーダーシップはカリスマに依存するものではない。(ドラッカー)
○仕事を進めるうえで最も大切ににしたいことは「自分探し」の時間を持つこと