書評: 2月 2009

2009年2月22日日曜日

超凡思考 (単行本) 岩瀬 大輔 (著), 伊藤 真 (著)


著者の一人である岩瀬さんは、ハーバードの上位5%に入りさらに、新しい保険会社を立ち上げた人であることで注目していた。
一昨日立ち読みで読んだこともあり、内容については、鮮明に覚えていないが、岩瀬さんは、いわゆる「ハイフライヤー」であり、達成動機が非常に高い人だということがよくわかる内容であった。
いわゆるハウツー本ではないということもあったが、覚えている範囲でのポイントを以下にあげる。
○ディテールにこだわる。
 人は大きな差はない。ディテールにこだわることで差ができる。
○すぐにやる
 思ったらすぐにやる。妥協しない。
後は覚えていない。残念ながら・・・                   

ビジネス三國志―マーケティングに活かす複合競争分析 (単行本)


石井先生の本なので手にとって見たが、あまりおもしろくなかった。
三国志にするため、無理やり鼎戦のような形をとっていたが、すーっと体に入ってこなかった。

この中で、読んだのは、ゲーム(任天堂wii)・ビール(サントリーモルツ)・モバイルPC(松下)の3編であったが、どれも、読み物としてはよかったが、従来以上に示唆しているものはなかった。

そのような中で以下にまとめると


○ゲーム
 米国のアタリ社(スティーブジョブスが最初に勤めた会社であったと思う)を任天堂のファミコンは、ソフトをコントロールし、質の低いものが出ないようにすることで、競争優位にたった。
 一方、ソニーのプレイステーションは、自社開発の半導体を使い、高性能のゲーム機を他社より速く市場投入することと、ソフト管理を緩やかにし、CD-ROM型のソフトとすることで、リードタイムを早める&在庫がでないようにすることによって、任天堂を追い越した。
 更に、任天堂はWiiの独自の操作機をつくることによって、高性能ではないが、プレイステーションを凌ぐ販売をあげた。

○ビール
 サントリーのプレミアムモルツは、独自の価格帯、ブランド戦略を行うことによって、一挙に販売拡大をなしとげた。

○モバイルPC
 モバイルPCは、最初IBMがでてき、その後ソニー、松下の順で述べてあったが、東芝がでてこないのが不思議であった。

こちらも内容をよく覚えていないため、よくわからない文章になってしまった・・・。

2009年2月8日日曜日

「知の衰退」からいかに脱出するか?(2008年1月 大前研一)


大前研一の最新号を読んだ。
内容的には、これまで読んだ本と重複している点が多かったが特に気づきをいくつか述べる。
○「武器は頭脳と心得よ」最初の命題だ。知識革命から言われている話で新しさはない。大前の言う頭脳とは、「考える力」であり、記憶力ではない。
○かねてから、大前のいう武器は、IT・英語・ファイナンスであり、これらは、大学の時にピカピカに磨いておくように言っている。
○個人的には、英語はオーストラリアで、ファイナンスはMBAで、ITは現部署で行っているがすべて中途半端。50までにすべてを洗いなおそう。
○そこで、再度今年の目標をIT・英語・ファイナンスで示そう
 ①IT
  ・ブログの開始・・・持続こそ力
  ・HP立ち上げ・・・ソースがある程度書けるように
  ・基本情報処理の合格・・・午後が要注意
 ②英語
  ・読む・・・英語の小説を読もう!
  ・書く・・・FACEBOOKに登録しよう!
  ・聞く・・・CNNを聞こう
 ③ファイナンス
  ・株から、為替へ
  ・お金はシビアに               
○21世紀のリーダーに必要な4つの資質・能力
 ①方向を示す  ②程度と方法を示す  ③具体的にやってみせる  ④できる人間をつれてくる。
○現代の教養は、クラシックや古典文学や絵画ではなく、「地球市民として何ができるか」が問われる。
 そのため、エスタブリッシュは、環境問題や貧困、差別等について質問をしてくる。